やっぱ志ん生だな!

やっぱ志ん生だな!
著者 ビートたけし
古今亭志ん生の商品一覧へ
発売日 2018年06月25日
ページ数 168ページ
内容紹介
ビートたけしが最も敬愛する落語家として挙げる5代目 古今亭志ん生。
戦後の東京落語界を代表し、「天衣無縫」とも言われた芸風で愛された落語家は、なぜこんなにも人の心を掴んできたのか。
本書では、そんな志ん生の“凄さ”をたけし独自の視点で分析。
いまのお笑い界、落語界を斬りながらとことん語る!
なぜいま志ん生なのか、なぜいま落語なのか。
ビートたけしが満を持して真っ向勝負に挑む!
芸人としてトップを走り続け、映画界では「世界のキタノ」となり、「究極の純愛小説」を書き下ろし文学界に殴り込みをかけるーー常に挑戦し続ける巨匠であり、異端児でもあるビートたけしの原点である、落語家・志ん生についてたっぷり語った落語論&芸人論。 目次
  • はじめに 突然変異の化け物か!?
■第一章 凄味 発想力は宇宙レベル
  • 飛び抜けた発想の境地
  • ナンセンスの極み
  • マクラの小噺の面白さ
  • 火事が凍る!?
  • 想像力の勝負
  • 画(え)を浮かばせる技
  • リアルな描写力
  • 空間を見せる
  • 人肌を感じるキャラクター
  • 現代に通じる本音と建前
  • 伝わる落語って?
■第二章 原点 笑いと話芸のルーツ
  • 実は落語家になりたかった!?
  • いまの落語ブームについて
  • 心地の良いテンポと間
  • 感情表現の妙
  • 落語を画(え)と「カット」でとらえる
  • 人間なんだから、しょうがねえや
■第三章 普遍 ごはんは飽きない
  • 客との向き合い方
  • 声の張りと間持ち
  • 言葉を選び抜く
  • 芸事は「隠しネタ」になる
  • 志ん生さんの「味」
  • 聴くほどに発見がある
  • 飽きられないスタイル
  • 言葉で想像させる究極の芸
■第四章 創造 ライブ中毒
  • アドリブでどんどん変える
  • 「出」の極意
  • 客を巻き込む
  • つかんで落とす
  • 即興の返し技
  • ライブの緊張感
  • 場に合わせたチューニング力
  • 常に新しいことを
■第五章 芸人 融通無碍と危うさと
  • 「破滅型芸人」という幻想
  • 難しい噺をあえて試したい
  • いい噺にはギャグをプラス
  • さらっとやって、いいなと思わせる
  • 年を経るごとに自由自在に
  • ざわめきに近い存在感
  • 一瞬で異次元に誘う力
  • 「危うさ」は「強さ」
  • おいらたちは、絶滅危惧種か!?
  • 志ん生が作った時代
  • おわりに 勝負の行方
購入

※それぞれ各サイトに移動します。