シン・談志が死んだ 立川流はどこへ行く

シン・談志が死んだ 立川流はどこへ行く
著者 立川談志
落語立川流一門
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発売日 2023年11月21日
ページ数 376ページ
内容紹介
談志は死んだが、その言葉は今も生きている。家元曰く「落語とは、人間の業の肯定である」。
「自我は非常識を凌駕する」。
1983年に立川談志が「落語立川流」を創設してから40年。
家元・談志がこの世を去って12年。家元の残した数々の言葉や生き方は、現在の一門にどのような影響を与えているのか。
家元亡きあとの立川流は、どこへ向かおうとしているのか。
土橋亭里う馬、立川談四楼、ぜん馬、龍志、談之助、志の輔、談春、志らく、生志、雲水、キウイ、志遊、談慶、談笑、談修ら、立川流の真打総勢31名と、二ツ目総勢22名、さらに談志が生前に弟子と認めた野末陳平、毒蝮三太夫、高田文夫を加えた56名によるオール書き下ろしで、家元の思い出から立川流の未来まで、寄ってたかって語り尽くす。談志から見て孫弟子の真打、曾孫弟子の二ツ目も生まれているが、直弟子でない彼らも、家元の言葉や発想に惹かれ、あるいは家元の影響を受けまくった自分の師匠に心酔して、芸や人生に生かそうとしている。
立川流にとどまらず、落語界全体の将来を展望する上でも必読の書。
目次
  • 落語立川流四十年:土橋亭里う馬
  • 好きな落語で生きられる幸せ:立川ぜん馬
  • 皆、勝手に生きさせていただきます:立川龍志
  • 勝手に生きろ!弟子は馬鹿:立川談之助
  • いやはや驚いたのなんのって:立川志の輔
  • 孫弟子たちが創る立川流の未来:立川談春
  • 落語界ひとりぼっち:立川志らく
  • デシモシンダ:立川生志
  • 「立川」という川の流れはいま:立川雲水
  • よく書けてる。褒美に真打にしてやる:立川キウイ
  • 立川流〜その未来予想図〜:立川志遊
  • 立川「流」とした真意:立川談慶
  • 本郷界隈を歩く:立川談笑
  • 偶然か、運命か:立川談修
  • 始まりは「桑田さんと同じ人生を歩みたい」:立川志らら
  • 家元からいただいた宝物:立川晴の輔
  • 今こそ人生の転機:立川志ら乃
  • 談志襲名へのマニフェスト:立川こしら
  • 四十周年は通過点:立川志ゑん
  • 立川流と私:立川小談志
  • シン・神・新・真・罪:立川左平次
  • 落語立川流四十年における後期二十年の観察:立川志ら玉
  • もし師匠がこの世に生まれていなかったら:立川らく次
  • 家元をローマ皇帝に喩えてみれば:立川志らべ
  • 家元亡き立川流の未来:立川志の八
  • ミルクボーイ風漫才で読み解く落語立川流:立川わんだ
  • 家元の絶妙スクリーンプレー:立川志獅丸
  • 婚礼の日の「ご愁傷様」:立川志の春
  • この節目に思うこと:立川平林
  • 虹色はまとまって白くなる:立川小春志
  • 生きた芸に間に合うということ:立川志のぽん
  • 踊らないアステアとロジャース:立川らく兵
  • ひと筋の光:立川志の彦
  • 三枚師匠:立川談吉
  • 福岡空港のラウンジで:立川志の太郎
  • 褒められたら、ちゃんと喜べ:立川吉笑
  • 普遍としてのイリュージョン:立川がじら
  • 一般社団法人より宗教法人:立川らく人
  • 二〇一一年十一月二十三日のキャバクラ:立川笑二
  • 俺にもいろいろあるんだ:立川寸志
  • ギリギリでいつも生きていたいから:立川志ら鈴
  • やっぱり師匠は凄いなぁ:立川志の麿
  • 職業の選択ではなく、生き方の選択:立川うぃん
  • 十年ひと昔:立川だん子
  • 安定は不安定、不安定は安定:立川志ら門
  • 新潟は「落語立川流先進県」だった:立川らく萬
  • 初めての曾孫弟子として:立川かしめ
  • 影響はいいが、真似をしてはいけない:立川只四楼
  • 師匠志の輔から学んだこと:立川志の大
  • 立川流のイズムに背中を叩かれて:立川志らぴー
  • 師匠の間違えに気づいた師匠:立川談洲
  • 立川流という生態系:立川琉四楼
  • 世間に開かれた「窓口」をもて:野末陳平
  • “流”ってんだから、今までのことは水に流しちまえよ:毒蝮三太夫
  • 高田のバーカ:高田文夫
  • 上納金のわけ:立川談志
  • いっそ宗教にしちまおう:立川談志
  • 後は知らない。勝手にしな:立川談志
  • 非常識の肯定:立川談志
  • 滑稽噺は「自我」を発散する:立川談志
  • 落語は人をバカにする:立川談志
  • 「与太郎」の意義:立川談志
  • そのワンフレーズのために:立川談志
  • “それ”を落語家が捨てるのか:立川談志
  • “男”とは何だ、“女”とは何だ:立川談志
  • 落語の灯:立川談志
  • 現代落語におけるリアリティとは:立川談志
  • 美学優先から落語の本質へ:立川談志
  • 落語はなぜ“面白い”のか:立川談志
  • 説明はできない。けど、可笑しい:立川談志
  • 二本の光の出会うところ:立川談志
  • 現代」は「伝統」の延長線上にある:立川談志
  • 文楽の『明烏』よりも、志ん生の『富久』よりも:立川談志
  • 真打とその弟子:立川談四楼
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