十代目 金原亭馬生 噺と酒と江戸の粋

十代目 金原亭馬生 噺と酒と江戸の粋
著者 石井徹也
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発売日 2010年05月13日
ページ数 257ページ
内容紹介
生きていたら志ん生を超える志ん生になった昭和の名人端正洒脱な芸風、酒を愛した日常。
志ん生を父に、志ん朝を弟とし、江戸の粋を伝えて早世した、昭和の名人、十代目金原亭馬生。生きていたら、志ん生を超える志ん生になったと、いま再評価の声も高まっています。
娘夫婦である池波志乃・中尾彬、弟子たち、寄席の席亭等これまであまり語られることのなかった十代目馬生を、様々な角度から語り尽くす、決定版的評伝です。
多くを語らなかった名人の貴重なエッセイ、玄人はだしの絵や川柳も収録。
弟子である五街道雲助、十一代目金原亭馬生と著者による、馬生の主要演目鼎談では、十代目馬生の芸の幅広さと粋を体現したその芸風が、細かく分析され、“最後の江戸落語継承者”とも言える端麗な高座が蘇るよう。
温厚で上品な人柄を表す写真も巻頭にたっぷり掲載。
また、馬生の亡くなった日の池袋演芸場での立川談志の高座を、その場にいた柳家喬太郎、寺脇研が回想し語った話、そして、当の立川談志が2回のインタビューで重い口を開いた、鋭くも深い「馬生論」は、落語ファン必読。 目次
  • 1. 酸いも甘いも金原亭馬生 ― 金原亭馬生一門話その一(昭和四十年代)(雲助・馬生・朝馬)
  • 2. 何で師匠が好きかといえば ― 席亭から見た金原亭(新宿末廣亭・北村幾夫)
  • 3. 不思議の国、馬生家 ― 父として子として(中尾彬・池波志乃)
  • 4. 教えの基本は「綺麗と汚い」 ― 金原亭馬生一門話その二(昭和三十~四〇年代前半)(伯楽・今松・駒三)
  • 5. 亡くなった師匠に、さよならのチュー ― 金沢の馬生を語る(岡部三郎)
  • 6. 十八番はあえて作らず ― 馬生の主要演目鼎談(雲助・馬生・石井徹也)
  • 7. あの夜の料簡 ― 立川談志インタヴュー
  • 8. 先代馬生の亡くなった日 ― 昭和五十七年九月十三日の池袋演芸場
  • 終わりに 十代目金原亭馬生自筆エッセイ・川柳
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